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QGISユーザー必見!全レイヤを一括保存「GPKGエクスポーター」プラグインの魅力とは?

GPKGエクスポーター」は、QGISプロジェクトに存在するすべてのベクターレイヤーを1つのGeoPackage(GPKG)にまとめて保存することができるプラグインです。各レイヤーのグループ構造や座標系を維持したまま、一括でのエクスポートを実現。操作はGUIに統合されており、ワンクリックでの出力が可能です。GDALのVectorTranslateを活用して、個別レイヤーを統合し、重複名の自動調整も行われます。GitHubからZIPをダウンロードし、QGIS標準のインストーラで簡単に導入可能。都市計画、災害対応、学術研究など、多様な分野で活用されています。
AIの応用

【奈良市オープンデータ活用】AIによる地目分類の教師データ作成とモデル登録までの道のり

地目分類というと、従来は現地調査や紙図面による手作業が中心でした。しかし、近年ではAIとGIS技術の進化により、地目の自動分類が現実のものとなりつつあります。本記事では、奈良市が公開しているオープンデータを活用し、地目分類AIを構築する過程を紹介します。特に焦点を当てたのは、AIモデルの核となる「教師データ」の作成プロセスと、それをAIに学習させて運用可能な分類器として登録するまでの工程です。教師データとは、AIに「これは何か」を教えるための正解付きデータです。本プロジェクトでは、空中写真や地番図といった奈良市のオープンデータを組み合わせ、手動による精密なアノテーションを行い、高精度な教師データを作成しました。これにより、田・畑・宅地・山林・雑種地といった主要な地目をAIが高い精度で識別可能になります。AIモデルの学習にはPyTorchを利用し、空中写真と地番ポリゴンの対応関係をもとにCNN(畳み込みニューラルネットワーク)を構築。最終的にはGeoJSON形式で分類結果を出力する仕組みを整備しました。これにより、地目分類結果をQGISなどのGISソフトで可視化・検証できるようになっています。この記事では、教師データ作成・AI学習・分類結果の出力までを、因果・対比・同等という3つの論理構造で整理。従来の手作業との比較、教師データの質と精度の因果関係、そして人とAIの役割分担の同等性についても掘り下げています。また、プロジェクトで用いたコードやモデルはGitHubで公開されており、他自治体や研究機関が自由に応用できるよう設計されています。都市計画、農地管理、災害対策など、幅広い応用が期待される地目分類AI。その第一歩として、本記事が実務と技術の架け橋となることを目指しています。#奈良市 #オープンデータ #教師データ #AI活用 #地目分類 #QGIS #PyTorch #都市管理 #地図AI #GitHub公開
AIの応用

奈良市オープンデータで地目分類AIを作ってみた

奈良市が公開している地籍・地目情報のオープンデータを活用し、AIによる土地分類(地目判別)を自動化するための教師データを作成・学習するプロジェクトです。本プロジェクトでは、地図や航空写真と地目ラベル(例:宅地、公衆道路、原野、学校用地など)を組み合わせて、小さなパッチ画像(例:100m四方)を作成し、それを元にPyTorchを用いた深層学習モデルで土地の種類を識別できるように学習を行います。地目分類は不動産評価、都市計画、防災対策など幅広い分野で必要とされている一方、従来は目視や手作業に依存する場面が多く、効率化が求められていました。本プロジェクトでは「auto-geomoku-classifier」で用いていた手法を奈良市に適用し、地域特化型のAIモデルを再構築することを目的としています。データの整備にはQGISを使用し、地目ポリゴンとオルソ画像を視覚的に確認しながらパッチ画像を生成。教師データ生成用スクリプト(create_patches_count_fixed_CSV_ONLY.py)と学習用スクリプト(train_land_classifier_ADD.py)を用いて、オープンデータから実用的な学習セットを構築しました。さらにGitHubを使ってプロジェクト全体をバージョン管理し、再現性やチーム共有も可能としています。このプロジェクトは、他自治体や他地域への展開を見据えたテンプレート構成となっており、奈良市以外の地目データに差し替えることで柔軟に応用が可能です。教師データ構築・地目分類AIモデルの学習・評価・公開という一連の工程を通じて、オープンデータ利活用とAI技術の融合による地域課題の解決を目指します。
GISアプリ

自動地目分類器(auto-chimoku-classifier)をGitHubで公開しました。

地理空間情報を活用した自動分類器「自動地目分類器(auto-chimoku-classifier)」をGitHubで公開しました。
GISアプリ

🛰 タイルエクスポートGDAL:地理空間データの価値を引き出すPythonツール群

地理空間情報(GIS)の画像タイルを自動出力するPythonスクリプト群です。GDALを用いてGeoTIFFなどの地理空間ラスターデータをXYZ形式に変換します。座標系、ズームレベル、出力範囲などはINIファイルで柔軟に指定可能。PMTilesやMapLibreと組み合わせてウェブ可視化にも活用できます。防災・都市計画・環境分析・教育用途などに対応。シンプルな構成で自動処理やバッチにも最適。
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「はし」と「橋」──見えないデザインが語る都市の思想

私たちが何気なく渡る橋には、実は「起点」と「終点」という明確な構造があり、それは橋名板の表記──「漢字」と「ひらがな」によって示されています。起点側には視覚的に引き締まった漢字「橋」、終点側には柔らかく親しみやすいひらがな「はし」が用いられ、私たちは無意識に「道の流れ」を認識しているのです。さらに、ひらがな表記が「ばし」ではなく「はし」と濁らないのは、水が濁らないようにという文化的な縁起も込められています。このような配慮は、都市デザインやインフラにも文化的美意識が浸透している好例です。たとえば、東京・日本橋では、漢字とひらがなの表記が起点・終点の役割を象徴しており、全国の橋も同様の思想に基づいて設計されています。次に橋を渡る際には、名前の書き方に注目することで、日常の風景に潜む「見えないデザイン」に気づくことができるでしょう。
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GISの基本単位『地物』確認方法 初心者向けにわかりやすく解説

地理院地図(GSI Maps)は国土地理院が提供する地図サービスで、GeoJSON形式の地物データを直感的に作成・利用できます。URLパラメータを活用すれば、特定の地域や地図情報を簡単に共有可能です。また、「作図・ファイル」機能により、地図上で点・線・面を描いてGeoJSON形式で保存し、再編集や他者との共有ができます。災害対策や観光案内、教育、都市計画など幅広い分野での活用が期待されており、GIS初心者にも使いやすい実用的なツールです。
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GISの基本単位『地物』って何?

「地物」とは、GIS(地理情報システム)において地図上の対象物を指し、道路や公園、建物など、位置情報と属性情報を持つ要素です。GISは地図を描くだけでなく、対象物の特徴をデータとして管理・分析できる強力な仕組みであり、地物は点・線・面の形状で表現されます。属性情報は、地物の名前や特徴を示し、検索や分析に活用されます。GISデータには、地物を正確に管理するため、ベクタデータ(形状ベース)とラスタデータ(画像ベース)があり、分野ごとに適切に使い分けられます。防災、観光、都市計画など多様な分野で地物は活躍しており、位置精度や最新性、属性整備が重要です。地物の理解を深めることで、GISの活用範囲が大きく広がります。初心者は地図を意識的に観察し、地物データ作成にも挑戦すると理解が進みます。
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みんなが思っているドローン測量と、本当の姿

ドローン=ラジコンのように操縦して写真を撮るもの」と思われがちですが、測量現場で活躍するドローンの多くは、自動航行(オートパイロット)によって飛行します。オートパイロットとは、あらかじめ設定したルートをドローンが自動で飛び、一定の高度・速度・角度を保ちながら写真を連続撮影する機能です。人の手では難しい精密な動作が可能となり、正確なデータ収集が実現します。この連続写真から作られるのが「オルソ画像」。通常の空撮写真と異なり、遠近感や歪みを補正し、真上から見たような地図のような画像で、緯度・経度といった正確な位置情報を含んでいます。そのため地図と重ねて利用でき、面積や距離の計測も可能です。作成には「フォトグラメトリ」という画像解析技術を使用し、ドローン写真をソフトに取り込んで共通点を解析・統合し、一枚の高精度な画像を生成します。さらに、GPSや地上基準点のデータと組み合わせて、より正確な位置情報を加えます。オルソ画像の用途は幅広く、土木・建設の現場進捗の把握、災害後の被害状況確認、農業での作物管理、森林の調査、都市計画やインフラ設計など、さまざまな分野で活用されています。導入には一定の知識や準備が必要ですが、オートパイロットやクラウド処理の進化によって、従来の人手による測量より迅速かつ高精度な成果を得られるようになっています。つまりオルソ画像は、現場を「見える化」するための強力なツール。リアルさと正確さを兼ね備えた新しい地図として、今後のスタンダードになる可能性を秘めています。
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MapLibreで古地図を表示

MapLibreを用いて過去と現在の地図を重ね合わせ、都市や自然環境の変遷を可視化する「今昔地図」表示方法を紹介します。国土地理院の地図や「今昔マップ on the web」の古地図を利用し、浜松駅周辺を例に複数時代の地図を切り替え表示可能。透過度調整や背景地図変更にも対応しており、地理や歴史、都市開発の研究・教育にも活用できます。TMS形式への対応やレイヤー管理など、MapLibre実装時の技術的ポイントも解説します。