PythonでGeoJSONをFlatGeobufへ変換する方法

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PythonでGeoJSONをFlatGeobufへ変換する方法

地理空間データの効率的な取り扱いを求めるなら、FlatGeobuf形式が有力な選択肢です。本記事では、Pythonスクリプトを用いてGeoJSON形式のデータをFlatGeobufに変換する方法を紹介します。なお、FlatGeobufの詳細については「FlatGeobufとは何か?」を参照してください。

FlatGeobufの利点

FlatGeobufは、地理空間データを効率的に取り扱うためのバイナリ形式のフォーマットで、特に以下のような利点があります:

  • パフォーマンスの向上: GeoJSONはテキスト形式ですが、FlatGeobufはバイナリ形式であるため、読み書き速度が大幅に向上します。大規模データセットで特に有効です。
  • 効率的な空間インデックス: データ内に空間インデックスが組み込まれており、特定エリアに対するクエリを高速に処理できます。
  • ストリーミング対応: 大量のデータでもストリーミング処理が可能で、一度にすべて読み込む必要がありません。
  • GISソフトウェアとの互換性: GDALなどの主要なGISライブラリと互換性があり、広く利用されています。

Pythonスクリプトでコンバートする利点

PythonでGeoJSONをFlatGeobufに変換する理由は、以下のような利点があるからです:

  • 簡単な自動化: スクリプトを用いることで、定期的なバッチ処理や大量ファイルの変換が容易に行えます。
  • 柔軟な操作: Fionaライブラリを使用することで、フィルタリングや座標系の変換など、データの前処理や加工が簡単に行えます。
  • メンテナンスの容易さ: Pythonのコードは可読性が高く、メンテナンスやカスタマイズが容易です。

スクリプト紹介

以下のスクリプトは、Fionaライブラリを用いて、GeoJSONファイルをFlatGeobuf形式に変換するものです。

import fiona
import os

# スクリプトのあるディレクトリを取得
script_dir = os.path.dirname(os.path.abspath(__file__))

# GeoJSONファイルとFlatGeobufファイルのパスをスクリプトと同じディレクトリに設定
input_geojson = os.path.join(script_dir, 'input_data.geojson')  # 入力ファイル名を指定
output_fgb = os.path.join(script_dir, 'output_data.fgb')  # 出力ファイル名を指定

# GeoJSONを読み込んでFlatGeobuf形式で書き出し
with fiona.open(input_geojson, 'r') as src:
    # FlatGeobuf形式でデータを書き出し
    with fiona.open(output_fgb, 'w',
                    driver='FlatGeobuf',
                    crs=src.crs,  # 座標参照系をそのまま引き継ぐ
                    schema=src.schema) as dst:
        # 全てのフィーチャをFlatGeobufに書き込む
        for feature in src:
            dst.write(feature)

print(f"変換完了: {output_fgb}")

その他

FlatGeobufの変換には、Fiona以外にもGDALなどのライブラリが使用可能です。GDALは座標系の変換や属性情報の操作が柔軟に行えるため、大規模なデータや特定のカスタマイズが必要な場合に適しています。また、FlatGeobufは特にリアルタイムデータのストリーミングや大量データの高速処理に向いており、システム全体のパフォーマンス向上に寄与します。

 

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