GISの基本単位『地物』確認方法 初心者向けにわかりやすく解説
地理院地図(GSI Maps)は、国土地理院が提供する高精度な地図サービスであり、GeoJSON形式の地物データを簡単に作成・確認・活用できる機能を備えています。本記事では、地理院地図を活用して地物を確認し、GeoJSONデータを作成・利用する方法を、初心者にも分かりやすく解説します。特に、URLパラメータを活用した地図のカスタマイズや、作図機能を用いたGeoJSONデータの作成・保存方法に焦点を当てます。
地理院地図の基本操作とURLパラメータの活用
地理院地図は、ウェブブラウザ上で動作する地図サービスで、URLにパラメータを追加することで、表示する地図の範囲やレイヤーをカスタマイズできます。例えば、以下のURLは、静岡県の一部を中心に、標準地図と2021年の空中写真を重ねて表示しています。
https://maps.gsi.go.jp/#14/34.805244/138.037595/&base=std&ls=std|nendophoto2021&disp=11&lcd=nendophoto2021&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m
https://maps.gsi.go.jp/#14/34.805244/138.037595/&base=std&ls=std|nendophoto2021&disp=11&lcd=nendophoto2021&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m
このURLの構成要素は以下の通りです:
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#14 /34.805244/138.037595/:ズームレベル14、緯度34.805244、経度138.037595を指定
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&base=std:標準地図をベースマップとして使用
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&ls=std|nendophoto2021:標準地図と2021年の空中写真をレイヤーとして重ねる
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&disp=11:レイヤーの表示設定
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&lcd=nendophoto2021:レイヤーのラベル設定
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&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1:表示する情報の設定
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&d=m:地図の表示モード
このように、URLパラメータを調整することで、特定の地域や情報を強調した地図を簡単に共有できます。
作図機能を用いたGeoJSONデータの作成
地理院地図の「作図・ファイル」機能を利用することで、地図上に地物を描画し、それをGeoJSON形式で保存できます。以下に、基本的な手順を示します。
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地理院地図を開き、右上の「ツール」ボタンをクリックし、「作図・ファイル」を選択します。
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表示されたパネルで、作図したい地物の種類(点、線、面など)を選択します。
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地図上でクリックして地物を描画します。終点でダブルクリックすると作図が完了します。
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「情報入力」ウィンドウで、地物の名称や説明などの属性情報を入力します。
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「確定」をクリックして作図を完了し、「保存」ボタンを押します。
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保存形式として「GeoJSON」を選択し、ファイルをダウンロードします。
このGeoJSONファイルは、他のGISソフトウェアやウェブアプリケーションで利用可能です。また、地理院地図に再度読み込んで編集を続けることもできます。
GeoJSONデータの読み込みと活用
作成したGeoJSONファイルは、地理院地図に再度読み込むことで、地図上に表示できます。手順は以下の通りです:
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「作図・ファイル」パネルで「ファイルからデータを読込」ボタンをクリックします。
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読み込むGeoJSONファイルを選択し、「開く」をクリックします。
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「読込を開始」ボタンを押すと、地図上に地物が表示されます。
この機能を活用することで、他のユーザーと地物情報を共有したり、過去に作成したデータを再利用したりできます。
GeoJSONデータの応用例
地理院地図とGeoJSONデータを組み合わせることで、様々な応用が可能です。
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災害対策:避難経路や危険区域を地図上に表示し、住民への情報提供に活用
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観光案内:観光スポットやルートを示す地図を作成し、観光客への案内に利用
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教育用途:地理や歴史の学習教材として、特定の地域や時代の地図を作成
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都市計画:開発計画や土地利用計画を視覚化し、関係者間での共有に活用
これらの応用により、地理院地図とGeoJSONデータは、様々な分野での情報共有と意思決定を支援します。
まとめ
地理院地図は、直感的な操作で高精度な地図情報を活用できる強力なツールです。特に、GeoJSON形式の地物データを簡単に作成・編集・共有できる機能は、GIS初心者から専門家まで幅広いユーザーにとって有用です。URLパラメータを活用した地図のカスタマイズや、作図機能を用いた地物の描画・保存など、地理院地図の多彩な機能を活用して、さまざまな分野での情報共有と意思決定に役立ててください。

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