現場作業の前に行われる “KY(危険予知)活動” を、より効率的かつ確実に記録するためのツールとして、KY音声記録システムを開発しました。
これは、音声で入力された作業内容や危険要素を、自動的にテキスト化・分析し、Excel形式でKY記録表を出力するPythonスクリプトです。
なぜKY活動をデジタル化するのか?
KY活動は、現場での事故やヒヤリハットを未然に防ぐためにとても大切なプロセスです。しかし、実際には以下のような課題も存在します。
- 手書きによる記録で時間がかかる
- 書き漏れ・記載ミスが起きやすい
- 現場での即時記録が難しい
そこで、音声入力によるデジタル化が有効になります。
システムの使い方
使い方はとても簡単です。
- マイクや録音アプリで以下のように話します: 「5月31日 作業内容は高所作業 危険は落下 対策は安全帯を着用 参加者は田中と佐藤 終わり」
- 録音された音声ファイル(.wav)を用意します。
- システムを実行すると、音声が自動でテキストに変換され、KY記録表(Excelファイル)として保存されます。
使用技術
このプロジェクトでは、以下の技術が使われています:
- Python:全体のスクリプト処理に使用
- SpeechRecognition ライブラリ:音声から日本語テキストへの変換
- pandas / openpyxl:Excelファイルへのデータ整形と出力
- バッチファイル(.bat):実行操作の自動化
また、音声認識にはGoogleの無料APIを利用しています。
初心者でも使えるの?
はい、以下の条件を満たせば誰でも使えます:
- PythonがインストールされたWindowsパソコンを使用
- 録音済みの.wavファイルを用意
start_wav.batをダブルクリックするだけ!
Pythonの知識がなくても、初期セットアップさえ済ませれば簡単に運用可能です。
GitHubで無料公開中!
現在、このシステムはオープンソースとしてGitHubで無料公開しています。
🔗 https://github.com/NaohikoMuramatsu2025/ky-voice-recording
導入方法や使い方もすべてREADMEに記載しています。
今後の展望
- 音声録音から自動実行までを一元化(GUI化)
- モバイル版の開発(スマホでそのまま記録)
- 複数人でのクラウド共有機能
皆さんからのフィードバックも大歓迎です!
最後に
KY活動をもっと手軽に、もっと確実に。
本システムが現場の安全向上と効率化に少しでも貢献できれば嬉しく思います。
技術者の方はもちろん、現場管理者・安全担当の方、そして「ちょっと試してみたい!」という方も、ぜひGitHubからチェックしてみてください。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください!


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