QGISユーザー必見!全レイヤを一括保存「GPKGエクスポーター」プラグインの魅力とは?
GIS(地理情報システム)を活用する多くの現場では、複数のベクターレイヤーを1つのプロジェクトとしてまとめ、整然と保存することが日常的な業務になっています。けれども、レイヤーの形式や座標系がばらばらであることも多く、統合・保存作業は決して簡単なものではありません。その煩雑な作業を一挙に解決してくれるのが、QGIS用のプラグイン「GPKGエクスポーター」です。
GPKGエクスポーターとは?
「GPKGエクスポーター」は、Naohiko Muramatsu氏が開発したQGISプラグインで、現在のプロジェクトに存在するすべてのベクターレイヤーを1つのGeoPackage(GPKG)ファイルにまとめてエクスポートすることができます。GPKGはSQLiteベースのオープンフォーマットであり、可搬性・互換性・効率性に優れているため、GISデータの保存・共有形式として非常に人気があります。
どこがすごい?3つの論理構造で分析
▼対比: 従来、複数のレイヤーを保存するには1つ1つ手作業で保存するか、スクリプトによるバッチ処理が必要でした。さらに座標系の違いやグループ構造の維持といった課題が残っていました。「GPKGエクスポーター」はそれらの課題をクリアし、グループ構造を反映した形で一括エクスポートが可能です。
▼同等: ArcGISなど他の商用GISでも同様の機能は存在しますが、QGISのようなオープンソース環境でこれほど直感的かつ高機能な一括エクスポート機能を持つツールは多くありません。GUI操作に完全対応しており、Pythonスクリプトの知識がなくてもすぐに導入・活用できます。
▼因果: このプラグインは、災害時の地図データ取りまとめや、環境アセスメント報告、都市計画の策定支援など、現場で「今すぐ全データを安全にひとまとめにしたい」というニーズに応えて開発されました。導入したことで、プロジェクトの納品時間が短縮され、ミスが減り、業務全体の信頼性が向上したという声も少なくありません。
導入も簡単
GitHubリポジトリ(https://github.com/NaohikoMuramatsu2025/gpkg_exporter_plugin)から my_gpkg_exporter.zip をダウンロードし、QGISの「プラグイン」メニュー → 「プラグインの管理とインストール」→「ZIPからインストール」でZIPを読み込むだけ。特別な依存関係はなく、GDALやPyQtといったQGIS標準構成で動作します。
技術の工夫
このプラグインは、QgsVectorFileWriter.writeAsVectorFormat を用いて一時的に各レイヤーを個別GPKGとしてエクスポートし、最終的に gdal.VectorTranslate を利用して1つのファイルに統合しています。さらに、同じ名前のレイヤーが存在した場合でも、末尾に番号を自動付加して重複を避けるロジックも実装されています。レイヤー名にはグループ構造が反映されており、後からの識別・解析も容易です。
今後の展望と活用
このプラグインは、QGISの利活用が進む官公庁、教育機関、建設コンサル、NPO法人など多様な業界での標準ツールとしての可能性を秘めています。現在はQGIS 3.0以上(3.34で動作確認)に対応していますが、将来的にはラスター対応や属性データのフィルタリング保存など、さらなる進化も期待されています。
おわりに
「GPKGエクスポーター」は、QGISを使うすべてのユーザーにとって、手放せないプラグインとなるでしょう。ベクターデータの保存における煩雑さを解消し、業務の信頼性と効率を同時に高めてくれるこのツールを、ぜひ一度お試しください。あなたのプロジェクト管理を、確実に一段上のステージへと導いてくれます。
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